演習で学んだこと;教員視点で
2015年度が始まって2週間経過しました。私は教員になってようやく半年。初めての4月を迎え、年度の始まりを新鮮な気持ちで楽しんでいます。
今年度は前学期スタートの授業科目、看護学演習を担当することになりました。
先週は初めての演習。成人看護の教員総動員で学生の技術演習のサポートに回りました。
学生らとも顔を合わせるのは初めてで、私自身、とても緊張していたのであっという間に時間が過ぎました。
振り返ってみれば反省することや、勉強することがたくさんあって、まだ整理がつきません。覚書として羅列しておきます。
反省することとしては
・学生の予習状況を、その場でうまく把握できなかったこと。
・学生同士の学び合い、疑問を共有したり、アドバイスしたり、意見交換している姿に教員としてうまく反応できなかったこと。
・褒めることや、他の学生のいいアイディアや失敗を全体で共有することをためらったこと。
勉強になったのは、
・他の先生が学生に向けて発信した鋭い言葉かけ
・学生の不適切な態度に対する対応のうまさ、でした。
今週はまた別の演習を担当したのですが、終わってみて、一緒に担当した先生と反省や改善点ばかり話しています。
演習前に他の先生方とも会議を重ね、どんな方法が学生の学びを深めるか、どういう方針で進めていくかと話し合ってきました。
でも正直、まだまだ改善できることや準備すべきことも多く、トライ&エラーになっています。
もっといいものを目指す、という意味で、教育者・研究者である限り生涯トライ&エラーの連続かも知れません。
とにもかくにも、この演習の時間が学生にとって充実し、魅力的で、意義のある授業展開になるように準備します。
一方で大学生には、学校で習うことがすべてではないという認識を持ってもらいたい。
専門教育の場面では、学生も教員も全員がチャレンジャーであるべきだと考えています。日々進歩する医療・科学様々な挑戦をし、協働して授業をより良くしていけると良いなと思っています。
日々進化・深化しながら、お互いに学びを深めていけるように。
様々な失敗は次へのチャンスと思って、柔軟に、ポジティブに頑張ります。